地平の月はなぜ大きいか

副題「心理学的空間論」(苧阪良治{おさかりょうじ}、ブルーバックス)

25年ほど前に買った本。
あなたは、なぜ地平の月が大きく見えるか知っていますか?
実は、この本を読んでもよくわかりません。
何より、この問題はまだ解明されていないようなのです。(2010年の現在でも解明されていないと思います)

紹介されている学説にも、
屈折説
瞳孔拡大説
水晶体扁平説
比較説
対比説
視線説
水平視角説
周辺視説
介在説
遠景説
天対形状説
があります。よく、言われるのが比較説や屈折説だと思いますが、アリストテレスの時代から唱えられている説もあって、興味深いです。
これらの学説の分類にも異論があり、学説そのものもすっきりしないようなのです。

哲学、心理学、科学などの分野から研究をしても分からないなんて、面白いですね。
まぁ、お月見の時には大きい月のほうが見栄えが良いので、月が大きく見えるような目の構造になったのでしょう・・・。逆かも。月が大きく見えるからお月見の習慣ができたのか?
いやいや、素人のおバカな考えを書いていると、笑われちゃいます。

心が疲れた時に、色々と想像をしてみると面白いかもしれません、ね。

こんな本もありました。

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